前回は中古の一戸建て住宅ならではの魅力を語ったあさこです。こんにちは。
中古の一戸建てを購入するメリットはコチラ↓

ただし、メリットがある一方でやはり中古の戸建てならではのデメリットもあります。…そりゃあもちろんありますよね。元々、中古がゆえに色々とデメリットは覚悟していたつもりではあったのですが、中でも予定外だったのは物件が築20年以上だったことで発生してしまったデメリットです。今回はその話をメインに中古の戸建てを購入した時~入居前までに感じたデメリットをご紹介します。
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築年数が20年を超えていたがために発生したデメリット2つ
我が家が今回購入した中古の一戸建て物件は、「築20年」です。そして、売りに出されていた時には築19年で、あーだこーだしている間に築20年を迎えてしまった、というとても悔しい展開…。さらに、この築20年を境に発生するデメリットは、マンションの場合は築25年以上に同じことがいえるそうで、普段マンション取引ばかりだったらしい不動産会社の営業さんが戸建ても同じだと勘違いしていたので、発覚したのは購入を決めてから。(笑)引くに引けない状況になりましたので、中古の戸建て購入をご検討の皆様、ご注意ください。
①住宅ローン控除の対象にならない
住宅を購入する大きなメリットの一つが「住宅ローン控除」です。諸条件を満たせば毎年住宅ローン残高の1%が減税、10年で最大400万円節税できるのだとか。もちろん中古住宅でも対象になる場合があるのですが、木造建築の場合はまず、そもそも「取得時に築20年以下の建物」という条件をクリアしなければいけないのですねぇ…で、この時点で我が家はアウト!
と、せこく、がめつく食い下がってみたのですが…不動産会社の営業さん曰く…
なのだそう…。素人には築20年以内と言われたら築21年未満=築20年364日まで対象になるような気がしてしまうのですが、そうではないんだそうです。日本語って難しい、、。
と、いうわけで改めて我が家はこの時点でアウト!
そして、築年数がアウトの場合でも住宅ローン控除の対象にする方法は、建物が「一定の耐震基準を満たしていること」が条件らしいのですが、我が家の場合は、そのために新たに耐震工事をする必要があり、下手すると住宅ローン控除での節税額以上の支出になる可能性大なので、見送ることになりました。
②住宅取得時の贈与税免除特例に当てはまらない
住宅ローン控除が対象にならないことよりもショックだったのが、こちら。通常、贈与税の非課税枠というのは一年で110万円以下なのですが、子供が住宅を取得する際の親から援助に対してその枠が広がるはずなんですね。我が家の場合は不動産会社の営業さんに700万までは非課税と言われました。…が、なんとこれも築20年未満の物件(マンションは25年)までしか対象にならないのだそう…。これまた、当然大丈夫なつもりで話を進めていたのでかなりの予定外!とても焦ることになりました。
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そのほかに感じたデメリット
①家賃と住宅ローン返済が重複する期間がある
中古住宅は、リフォームしてから住む人も多いのではないでしょうか。軽くクリーニングする程度ですぐに住める状態の物件を購入すれば問題ないですが、リフォームをする場合、工事の開始は物件の引き渡し後になります。引き渡し後、ということはつまり住宅ローンの契約も済んでいるので、リフォーム期間中にも住宅ローンの返済は始まってしまいます。
我が家の場合は、リフォームをお願いする業者さんがすでに決まっていましたが、それでも丸4ヶ月、家賃と住宅ローンの支払いが重複しました。…すんごく痛い&ツラいです、、。
②ご近所さんが家の価格を知っているw
中古物件の場合、ネットにも価格が公表されていますし、家の前にも「内覧可!売り出し中●●万円」のようなPOPが貼られていることも珍しくありません。そのため、ご近所さんはみんな、我が家が購入した物件の金額を知っていることになります。(実は、もっと安く買っていますが…)
ただ、我が家の場合はリフォームをしたり、入居前までにその他諸々時間をかけて手を入れたりしているので総額の真相は闇の中ですし、本来近所はそこまで興味もなければ、干渉してくる人もいないだろうと思っていますけれど、相場相応ならまだしも、かなり安く買っているので、そのまま住んでいたらなんだか気まずいなぁ、という複雑な人間心理がそこにあります。
③想定外のことが起こり、そこから想定外が連鎖する
物件の契約時に、夫とリフォームをお願いした業者さんが一番驚いた想定外は「図面が無かった」ということでした。パッパラパーに生きている私にはその重大性がすぐに分からなかったのですが…大変なことのようですね。
建物として構造が大丈夫なのか、という確認が出来ないのはもちろんですが、ほかにもリフォーム工事では、構造がわからないので、どこに柱があるかわからず、電気配線なども開けてみないとわからず、とても大変だったようです。また、リフォームをお願いするにあたり、「図面作成費」が発生したり、予定していたユニットバスは裏の柱が想像以上に太かったためにワンサイズ小さくなったり、と予定外の出費や仕上がりの支障が出ております。
まとめ
いやぁ~、、、こうやって書いてみると我ながらお金の話ばっかりですね!(笑)正直「築20年以上」問題はかなりショックでしたが、メリットの方にもお金の話があり、消費税がかからなかったり、物件価格が安いが故に銀行の保証料、不動産会社の仲介手数料も安くなりましたので、実際は住宅ローン控除の対象にならなくても±0どころか、一応プラスなんです。
そしてそれ以上に、今回購入した物件が立地を含めて気に入っており、リフォーム費用を足した総額で考えても、同じ価格の新築では手に入らないものが揃っているので、入居前の今は、後悔はありません。
長くマンション暮らしをしていたので、住み始めたら狭小一戸建てならではのデメリットもあると思いますが、それはそれできっと中古だからではなく狭小の一戸建てだからなのではと思います。とりあえず、現時点ですでに「蚊が多いこと」、「大型家具の搬入・捨てる時が大変なこと」には気づいています。誰かの参考になれば嬉しいです。あさこでした。
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